子牛より成長した牛のほうが高く売れるって前提にたっていた商売だから、
右肩上がりで上がらないで、
牛の値段が下がった瞬間崩壊するビジネスだよー。
金の先物の豊田商事と同じしくみ。
金ならまだ減らないし、死んだり病気になったりすることはないけど、
牛は生き物だから、金よりロスがでるし、
難しかったんじゃないかなー。
これで儲かるなら家畜業みんな儲かっているはず。
それにそんなに儲かるなら、人の金を集めてやらないで自分の金でやるでしょう。
投資されたお金は毎月の運転資金で少しづつ消えていってたんじゃーないかなー。
ここも原子力の被害者だから弁償するって細野大臣は言ってたけど、
それがなくても崩壊してたさ。
函館の隣町の北斗市の牧場でもここから何頭も委託されて育てていたけど、育てるための毎月の委託料
滞納されているそうだ。
北斗市のほうが被害者だよ。
生きているうちは牛さんにご飯を食べさせなきゃならないし、ずっと委託料は入ってこないんだから
日々赤字が積み重なる。
金より手におえないねー。
殺すわけにもいかないし、返すわけにもいかないし、
もーーー、って牛はなくけど、もー、困った。
おまけにつぶれる寸前には高利回りで、またまた売ってたっていうから、
牛じゃなくて、
完全に金融商品だよなー。
そんなうまい話があったら、家畜やさんはとっくにやっているし、肉やさんもやっているなー。
安愚楽牧場、悪化後の高利回り勧誘で被害拡大
読売新聞 8月16日(火)9時10分配信
4300億円を超える負債が判明した和牛オーナー制度を運営する「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)。全国安愚楽牧場被害対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)は、違法な勧誘が行われていた可能性があるとして消費者庁に行政処分などを求め、「5000億円以上の被害規模が確実な情勢で、豊田商事事件を上回る戦後最大の消費者被害となる」と危機感を強める。
同社は経営が悪化した7月中旬、これまでより高利回りで新たなオーナーを勧誘しており、被害拡大につながったとみられる。
同弁護団が入手した7月19日付の「肥育牛売買コース」案内は、1頭48万円で契約すると、6か月後に牛が60万円(2010年度の平均価格)で売却できた場合、飼育の委託費8万円を差し引いた52万円が受け取れると勧誘していた。半年で8%を超える利回りで、売却価格が60万円を下回れば、委託費は同社が負担するとしている。 .